前回の補足的な内容です。

数式が縮む

$ マークを使って文中に数式を埋め込むときや、分数の分子や分母に大きめの記号がきた時に、自動で縮小されたり添え字の付き方が変わったりすることがあります。

\sum_{k=1}^{\infty}\frac{1}{k^n}
\sum_{k=1}^{\infty}\frac{1}{k^n}
\frac{\int f(x) dx}{\int g(x) dx}
\frac{\int f(x) dx}{\int g(x) dx}

このように自動で縮小されたくない時には、\displaystyle を使いましょう。記号の前に\displaystyle を追加すると、縮小せずに表示されます。

\displaystyle\sum_{k=1}^{\infty}\frac{1}{k^n}
\displaystyle\sum_{k=1}^{\infty}\frac{1}{k^n}
\frac{\displaystyle\int f(x) dx}{\displaystyle\int g(x) dx}
\frac{\displaystyle\int f(x) dx}{\displaystyle\int g(x) dx}

ただし、文中に数式を埋め込んでいるときには、通常 \displaystyle を使うことはありません。 数式をそのままの形で表示したいときには、align環境 などの別行立ての数式環境を使います。

括弧が小さい

括弧の中に分数が入るときなど、括弧を大きく表示したい時があります。

(\frac{1}{2})
(\displaystyle\frac{1}{2})

このような時は、左右の括弧を入力するときに、それぞれ \left\right を追加します。こうすることで、中の数式の大きさに適した括弧を出力してくれます。

\left( \frac{1}{2} \right)
\left( \displaystyle\frac{1}{2} \right)

この \left\right は絶対値の記号などでも使えます.

 \left| e^{\log \left| x \right|} \right|?
\left| e^{\log \left| x \right|} \right|

左上付き、左下付き

文字の左側に上付きや下付き文字を配置できます。

 ^{1}_{2}A^{3}_{4} 
^{1}_{2}A^{3}_{4}

このように、何もないところで上付きと下付きの記法を使う ことで実現できます。これの応用として、文章中の文字に対して上付きや下付きをすることも出来ます。この場合、文中で上付きや下付きをしたいところで例えば $^{hoge}$ とします。こうすると、hogeという文字が$マークの一つ前の文字に上付きになります。

 This is a pen. $^{hogehoege}$ 
 \text{This is a pen.}^{hogehoge}

式と一緒に文字を書く

式環境の中に文を書きたくなることがあるかと思います。jsarticleなどの日本語ドキュメントクラスを使っている場合は、そのまま日本語で書いても出力してくれます。

ただし、正式には \text{ } を使うようです。これは特にアルファベットがイタリック体になると困る時に使います。

ただし、align などの別行立ての数式環境に文を埋め込むのは普通しません。どうしても埋め込みたいときには、\intertext{ } を使って埋め込みたい文を書きます。

長い数式が飛び出る

長い数式を書くときに、文書領域の横幅を超過してしまうことは割と良くあります。そこで、自分で適切な位置で改行する必要があります。このときは、\\ による改行を使って下さい.

さらに、改行しただけだと、行頭から式の続きが始まってしまいます。これを微調整したいときは、&記号による位置揃えを利用しましょう。前にもやりましたが、align環境内で改行があるときに、&記号の位置で数式の表示をそろえてくれる機能があります。

\begin{align*}
1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10 + 11 + 12 + 13 + 14 + 15 + 16 + 17 + 18 + 19 + 20 + 21 + 22 + 23 + 24 + 25 + 26 + 27 + 28 + 29 + 30\cdots \\
\end{align*}
\begin{align*}
1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + &8 + 9 + 10 + 11 + 12 + 13 + 14 + 15 + \\&16 + 17 + 18 + 19 + 20 + 21 + 22 + 23 + 24 + 25 + 26 + 27 + 28 + 29 + 30\cdots
\end{align*}

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